2016年12月アーカイブ

ペレットストーブの選定

| コメント(0)

ペレットストーブの選定についてアドバイスを記載しようと思う。
大前提としてFFまたはFE式でないものは除外する。なぜなら煙突からの排気に強い臭気があり住宅地で利用できないから。

輻射式とファン式があり、確実に輻射式のほうが静か。
ファン式は部屋の暖まり方が早いメリットがあるが、騒音もかなりある。エアコンを「中」で動かしたときくらいの音が最小火力でも発生する。例としてあげたエアコンは「微弱-弱-中-強-より強い」の5段階で3番目、普段このモードでは動いていないと思われる。ファン式ペレットストーブは最小騒音でそれと同じくらいだから体験しないで買うとかなりびっくりする。

なぜファン式にするかというば「部屋を速く暖かくしたい」につきる。つまり簡易性を重視しているということ。そういう場合は自動着火装置付きを選択するべきだと思う。更に言えば時刻指定タイマー付きが望ましい。
タイマーも色々あって、12時間タイマー(x時間後点火)の場合(シモニタのエマーソン、オルコット)もあるし1週間時間指定タイマー(テルモロッシエコサーモ1000)の場合もある。
きちんと調べていないが、石油ファンヒーターの例を考えると国産で時刻指定タイマーは無いのではないだろうか?(石油ファンヒーターで時刻指定タイマーを持つモデルは時計のバッテリーバックアップ機能を持つ高級モデルのみ)


テルモロッシ 自動着火、1週間の時刻指定タイマー付き、耐震装置なし
シモニタ 自動着火、12時間タイマー付き、耐震装置付き
さいかい 手動着火、耐震装置付き

つまり機能で言えばテルモロッシが一番よい。しかしこの手のものは外観や価格も重要なので...。

輻射式とファン式では設置する場所も異なる。
輻射式の場合、本体正面から180度の方向が暖かい。だからその範囲に人が滞在するうよに設置するべき
ペレットストーブの写真を見ると部屋の角に設置している場合もあるが、それじゃよくない。180度が90度になってしまい効率が落ちる。だからソファーの前に設置するくらいが望ましい。
ファン式の場合は逆で騒音があるから人からなるべく離して設置するべき。我が家はそこに気がつかず人から近い位置に設置してしまった。もし部屋が大きいなら必ず人のいる場所から遠くに設置するべきだ(部屋が小さいなら...どうしようもない)。
排気口の位置が限られるからなかなか自由な位置に設置できないと思うけれど参考にしてほしい。

最後にファン式でも輻射式でも相当重量があり、移動は困難。「夏場は片付けよう」なんて甘いもんじゃない。冷蔵庫を動かす以上に大変なことだから諦めた方がよい。

ペレットストーブを搬入できたら煙突を仮組みする。

15589864_1407663752607415_606061421503716106_n.jpg仮組みすると不足部材のチェックになるし、素人施工では煙突位置をどんぴしゃりで決められない(=現物合わせの穴あけ)から、仮組み結果の場所に鉛筆でマーキングを行う。
仮組み→穴位置決定→穴開け(多少ずれる...)→穴にあわせて煙突配置→煙突の下にあわせてストーブ設置
という流れになる。
今回はテルモロッシの標準煙突であるSAVE(サーベ)を使っている。他のメーカーの場合壁穴の処置が異なると思うので注意すること。

SAVEでは煙突は直径80mm、壁の穴は150mmを開け、中空にした真ん中を80mmが通ることにより、低コストに二重煙突構造となる。
ここは国産ペレットストーブと違うところ、国産では二重煙突を用いて外周部は吸気・中心部は排気となる。
穴と煙突の保持方法は画像を参照してほしい。
どうやって150mmの穴の真ん中に80mmの煙突を保持するの?というところが理解しにくいと思う。
販売店に質問したら「煙突サポート部材は普通のスチール製(ステンレスではない)からドリルで穴あけして壁に固定している」と回答をもらえた。でも150mmの穴を開けるとサポート部材との差はわずかでネジ止めできなかった。今から思えば150mmの穴ではなく、もう少し小さい穴にすべきだった...実際はどう固定されているのか気になった。一応ネジ止めしたけれど室内側は石膏ボードであるためボードの端っこ部分では強度がまったくでない。ぼろっと崩れて意味を成さなかった。屋外側(サイディング側)は硬いため、一応仮止めできたが手で押したら崩れそうな強度しかない。

ana.pngこの「現実はネジ止めできない」点を工務店に確認したところ、ぎりぎりなのは承知していて斜めにネジ止め等しているとのこと。
どうしてもという場合は大きいリングがあるけれど見た目がよくないとのこと...素人がDIY施工する場合そっちのほうが楽でいいんじゃないかと思う。我が家の場合屋外側の都合で「室内立ち上げ」だから見た目が気になる。もし「室外立ち上げ」ならリングはストーブの後ろに来るから見た目は全く関係なくなる。

仮止めしたら急いで屋外側をコーキングする。実質的にこのコーキングで保持されるわけだから、しっかりたっぷり行う必要がある。
コーキングは変性シリコンを用いる。だいたいお値段800円くらい。200度耐熱でなくて大丈夫か質問したとろ「リング部材はシリコン製リングシールで中心の煙突と隔離されているし、煙突からリングまでは距離があるのから大丈夫」とのこと。
ま、この辺しっかり耐熱を使うような施工メーカーは過剰品質ぎみで工賃が高いのだろう。
今回ストーブを購入したところはなるべく安く施工するため色々試行錯誤しているようで、二重煙突を簡易なステンレス板を丸める方式にしたり、150mmの穴にして耐火断熱材をはぶいてみたり...(もちろん今までの実績から問題ないと判断された結果、そうなっている模様)。
ただ素人施工の場合は価格以上に「施工が楽」という点も重視すべきで、リングを斜めネジで固定する難易度を考えると穴径を小さくして耐火断熱材を巻いた方が楽ではないかと思う。

煙突工事で最も時間がかかるのはサイディング(屋外側)の穴あけ、およそ1時間かかった。
まず以前から持っていたΦ40ほどの穴あけ歯(安物コアドリル)でゆっくり時間をかけて穴をあける、そして鉛筆書きした150mmの外周部をドリル(普通の穴あけ用)でダダダダダダダと円周に穴を開けまくる。
その後ハンドソー(ノコギリ)で円周をぐるりと切り抜く。その時利用するハンドソーは細いものが望ましい(円形にくりぬくので幅広はきびしい)、下図でいえば下段のほうが望ましい。
hand.jpg
屋外側を穴あけすると雨に弱くなる。その後煙突を設置し、シーリングまでその日のうちに終わらせるように注意すること。夜遅くなると暗くなり作業難易度が上がる点も配慮すること。

やっとペレットストーブを設置できた。

ネットを検索しても、あまりDIY設置している人は居ないようで、ノウハウを記録しておこうと思う。
まず今回は搬入偏

ペレットストーブはどれもだいたい重たい。概ね70kg程度はある。一番小型と思われるさいかい産業のRS-miniでも67kgある。
うちの場合西濃運輸で送られてきたが、恐らく80kgくらいあったのではないだろうか。運送屋が「配達できないからセンター止めにして」とやんわり配達を拒否してきた。
まぁ、そうなるかもな...とは思っていたから無理に頼まず自分で受け取りにいった。自家用車のアウトランダーに積めるかと思いきや、高さが足りず軽トラをレンタル(+1万円)することに。
仮に自家用車へ積み込むことができても、荷台があるピックアップトラックじゃなければやめたほうがよいと思う。
パレットで車内に傷がつくし、自由なポジションをとれないと重たい荷物を積み込み・積み下ろしできないから。ここはケチらない方がよい。
軽トラで配送センターへ行くと係員の人が積み込んでくれた。積み込み特に問題はでないはず。
写真のように小型パレット積みで縦長70kgの荷物。固定しないと荷台であばれる可能性がある。必ず固定用の丈夫な紐を持参しよう!
尚、正方形の箱は煙突部材、平たいのはストーブの下に敷くもの。これらは軽いので配慮不要。

15492325_1406225896084534_2931674526363536901_n.jpg

固定用の紐を用意してなかったので配送センターの人に相談したら「あそこの捨てられてる奴で」と言われ、荷物用の紐を利用することができた。
それでも不安でゆっくり運転...トラック運転手はすごいなぁと思う瞬間であった。

問題はトラックから降ろすとき。下図のようにトラックの荷台と地面の高さに違いがあるため、70kgの荷物を下ろすのはかなりの難題なはず。
屈強な成人男性が二人いればなんとか...しかし手配できたのは40代ひょろ(私)と友人の40代メタボ気味と妻、たぶん下ろせない。
そういった場合はBenryのような便利屋さんに頼むとよい。今回頼んでないのは年明けまで予約が一杯だったから。Benryならトラックを持っているし、屈強な人2人手配すれば部屋まで問題なく搬入できる。たぶんお値段2~3万すると思うが、レンタカー代1万円と比較すれば「払うべきコスト」だと思う。

truck1.png

我が家の場合はトラックより高い位置に搬入するため、バイク用アルミスロープと友人が持っていた台車が役に立った。
トラックの荷台でペレットストーブを台車に載せ(自家用車では不可能)、階段とトラックの間をバイク用アルミスロープで橋渡ししたうえでその上をなんとかごりごり滑らせた。スロープは台車のタイヤ幅より少し細く両輪が載らない。それでもアルミスロープがあれば力尽きて落下することは防げる。アルミスロープは楽天で4000円くらいだったはず。トラックから地面に降ろすなら台車の車輪と相談のうえ2つ購入しておくのも手だと思う。

truck2.png

荷台から下ろした後に気がついた。ペレットストーブの梱包を解き、天板(重い)、ガラスドア(重い)、燃焼皿(重い)、灰受け(重い)を取り外すとかなり軽くなった。10kgくらい軽くなったような気がする。トラックの荷台で分解すればよかった!!

重要なことをまとめる

・軽トラで運搬する場合は丈夫な固定紐を準備すること。
・搬入は事前にBenry等に予約を入れておくとよい(有料でトラックも出してくれる場合もある)。次善の策として友人に頼むことになるが、かなりの労働になるため給金をはずむこと、また台車や搬入までの障害物を乗り越える手段を検討しておくこと。
・ペレットストーブを運ぶときは重たい部品を取り外す。エコサーモ1000の場合天板(ネジ止め4箇所)、ガラスドア(天板を外すとスライドして取り外し可能)、燃焼皿、灰受けを取り外すこと。

これらから推測すると、自社で搬入・施工をする工務店は価格競争力がある。逆に言えばストーブ販売店的な店は搬入・施工供に外注となるため費用が高くなると思われる。

テルモロッシのエコサーモ1000(中古14万)に室内立ち上げ煙突(4.5万)、配送料(1万)で購入できた。

購入したのはエコライフ石川というお店で、ネットで問い合わせして中古品!
ここはあと2台エコサーモ1000の中古を持っているようだから、DIY設置したいと考えている人にはお勧めできる。

このアーカイブについて

このページには、2016年12月に書かれたブログ記事が新しい順に公開されています。

前のアーカイブは2016年11月です。

次のアーカイブは2017年1月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。